夏至ってそもそも何?!
夏至(げし)とは一体いつをさすのでしょうか?
言葉は知っていても、なかなか詳しくは知らないことも多いですよね。今回は運気も高まる夏至についてご紹介していきたいと思います。
夏至とは24に分けた季節のうちの1つ
夏至とは6月の下旬、約15日間をさします。2019年は6月22日頃から7月6日まで続きます。夏至は毎年変わるので、6月の終わり頃と覚えておくといいかも知れません。
二十四節気ってなに?
二十四節気という言葉を聞いたことはありますか?
季節は大まかに春夏秋冬の四季に分けられますよね。しかし、梅雨や夏の終わりで少し涼しく感じる季節は四季ではなかなか分けにくいです。夏?秋?と迷ってしまいます。
この微妙な季節を分かりやすくするために、季節を24に分けてしまおう!それが二十四節気と呼ばれるものです。
二十四節気は約15日間、夏至はこの24のうちの1つの時期なのです。確かに季節を24に分けて考えたら、より明確になります。
今は聞き慣れませんが、昔は農作の指標としてよく使われていたものなので、とても身近なものだったのかも知れません。
夏至って一体どんな季節なの?
夏至とはズバリ、一年で一番太陽が高く上がる時期です。「あれ…6月の下旬ではなかった?」と疑問になりますね。
これから暑い夏が始まっていくはずなのに、太陽が一番上がってピークになるのが夏至という季節です。少し不思議に感じます。
これには科学的な根拠もありますが、難しい話になりますので今回は省かせて頂きます。気になる方は調べてみても面白いかも知れません。
夏至は朝早く太陽が上がり遅く沈む、昼が一年を通して一番長い季節です。
昼の時間が一番短い12月下旬の冬至(とうじ)と比較すると、昼の時間差は約4時間と言われているので夏至の昼の長さがよく分かることでしょう。
夏至の太陽エネルギーはとっても強い!
夏至は太陽エネルギーがもっとも強くなる季節だと言われています。陰陽五行説から、陰陽の気の流れを二十四節気にあてはめ考えていきます。
陰の気 『静』
陽の気 『動』
とされています。
二十四節気でも大まかに春分、夏至、秋分、冬至で分類すると
春分 3月下旬
冬至の終わりから陽の気が徐々に強まり、陽と陰が入れ替わるちょうど間の時期です。これから陽の気が強まっていく、自然界でも様々な植物が芽吹いていく季節です。
夏至 6月下旬
春分から高まっていた陽の気がピークになり、物事が活発に動き出す季節です。日本では梅雨が真っ盛りの時期ですが、この約15日間は太陽エネルギーがとても強い季節なので、日光浴などをして太陽の恩恵を受けましょう。
ピークになった太陽エネルギーは夏至の終わりと同時に下がっていきます。また陽から隠へと移り変わっていきます。
秋分 9月下旬
秋分は夏至と冬至のちょうど間のバランスが取れている季節です。これからの冬至に向け隠の気が増えていきます。
冬至 12月下旬
太陽のエネルギーが下がり、隠の気が増える頃。生命力が落ちている時期だと言われています。また昼が一番短い季節です。この冬至の終わりから、また太陽エネルギーが増え始めていきます。
陽の気が高まる夏至は、『動』です。
この時期は何か動き出したり、決意したりするのに最適な季節だと言われています。太陽のエネルギーを得て、動き出すパワーを借りましょう。
しかし、梅雨に当たる時期なので体調不良も起こりやすい時期です。終わりとともに隠の気も増えてきます。無理しない程度に動いていきましょう。
隠の気が高まる冬至は、『静』です。
この時期は何かの作戦を練って、『静』でいるのが吉です。隠の気も高まっており、また体調も優れなくなることも多いです。これからくる春に向けての準備期間ということですね。
夏至の運気をアップさせるには?
太陽のエネルギーが高まる夏至、とてもパワーがみなぎる時期です。夏至は何かの決断や動き出すのに最適な季節です。
追い風が吹いている状況なので、何かに迷っている時は夏至に合わせてチャレンジしてみるといいかも知れません。
それをさらに味方につけて運気が上がる方法をお伝えしていきます。
『太陽の恩恵を得よう!』
太陽のエネルギーがもっとも高い季節なので、よく日光を浴びて体にエネルギーを溜めていきましょう。
またこの頃に取れた野菜などは、太陽の力をいっぱい宿していますので沢山頂きましょう。もし長期保管ができるバジルなどのハーブなどは、この頃に摘んで保管しておくと良いでしょう。
また、晴れの日を狙ってパワースポットなどに出かけてみても良いです。気が高いパワースポットに太陽エネルギーがみなぎり、ますます気を強めます。わずかしかない梅雨の時期の晴れの日は、絶好日和です。ぜひ試してください!
この時期の太陽エネルギーを活用しない手はありませんね。しかし、夏至やその前後は気温の変化や多湿により体調を崩しやすい時期なので、様子を見ながら、動いていきましょう!