志望動機の書き方のポイント【女性の結婚退職の場合】
女性が結婚のために退職した後に出戻り転職する場合、志望動機の書き方のポイントとしては、現在勤めている会社の悪口は絶対に書かないようにすることです。
元の会社に戻ろうとしているわけですから、知っている人についつい本音をしゃべってしまいたくなるかもしれませんが、それはできるだけ抑えておきましょう。
「夫の転勤の為」、「子供を産む必要があったため」というようなことで会社を辞めていたのなら、「これからは勤務時間に柔軟に対応していける。」というようなこともアピールしていきましょう。
また、サービス業へ転職するなら、主婦という立場をアピールすることもできます。
なぜなら、主婦というのは「お得にならなければいけない」というアンテナがビンビンに立っているわけですから、「消費者が求めるものは何なのか?」ということが実感としてわかるわけです。
ですから、志望動機の書き方のポイントが分からないと悩む必要はなくて、自分が子供を持つ母として生活していく上で、何を求めているのかということを考えていれば、それが自然とお客様の身になって考えていることになるのです。
そのことを出戻り転職する会社にアピールすることができれば、おそらく人事担当の人は三観の礼をもってあなたを迎えてくれるでしょう。
志望動機の書き方の例文【女性の結婚退職の場合】
出戻り転職する場合の志望動機の書き方としては、「どんな理由で辞めたのか」「どうして出戻り転職したくなったのか」「会社を辞めた時よりもどんなところにあなたを雇うメリットがあるのか」というところをアピールをしていきましょう。
そのための例文としては以下のような書き方があります。
「結婚してすぐに妊活をしようと思っていたので、貴社を退職することになりましたが、子供が生まれて自分の時間が取れるようになりました。その時考えたのは以前勤めていた貴社のことです。前から楽しみながら充実感を持って働いていましたが、主婦という立場になってから見えてきたこともあります。
お客様として、貴社のサービスを受ける人たちの気持ちに、より近づくことができました。
お客様が必要だと思っているサービスを説明したり、提供したりすることができるようになったと、会社を離れてみて改めて気づくこともございました。
貴社で働くことになりましたら、新しく立場になったことで気付いたことを活かして、お客様のためにサービスを提供できるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。」
というようなことを志望動機に書いていけばいいのではないでしょうか。
出戻り転職の成功例は?(女性の結婚退職の場合)
出戻り転職を希望している女性が、再就職に成功して元の職場のみんなに受け入れてもらうためには、「その会社を辞めた時にどれだけ円満退職できたのか」ということが重要になってくるでしょう。
とにかく辞めるために社内の雰囲気を悪くさせていたのだとしたら、出戻り転職は難しいかもしれません。
そして、円満退職ができていたとして、みんなから歓迎されながら出戻り転職ができたとしても、それからの態度次第で孤立してしまう可能性があるので注意が必要です。
反感を買ってしまうような失言をしてしまう可能性があるときというのは、やはり飲み会の席でしょう。
今日は無礼講だという話になったとしても、やはりそれは表面上だけで、無礼講と言う状態になった時こそ、上司から「お?こいつはさすが出戻りだな。こんな時に気を使うことができるんだから、前の職場での経験が生きているな」という感じで、上司から気に入られるチャンスです。
逆に「無礼講が来た!やっぱり環境が良いから戻ってきたけど、こういうところが前の職場と違って遅れているなって思います!」というようなことを言ってしまったら、自分から罠にはまってしまうようなことをしてしまっているので、十分に注意する必要があります。
出戻り転職の失敗例は?(女性の結婚退職の場合)
出戻り転職を失敗してしまう例としては、あまりにも「自分が自分が、」というようなことを強調しすぎると、採用担当に落とされてしまいます。
出戻り転職できたとしても、社内の人間関係がギクシャクしてしまって、精神的にきつくなってしまいかねないので、表面上は自分のことはさておいて、誰かのためにと言うアピールをするようにした方が印象はいいでしょう。
夫が転勤のためとか、出産のために実家に帰る必要があったからというような理由であれば、それを聞いた人も「それはそうだよね」という風に納得してくれると思います。
ただ、その部分を強調しすぎてしまいますと「そこまで言わなくてもいいんじゃない?」という風に白い目で見られてしまいますので、控えめにしておきましょう。
例えば「この会社は育児休暇はしっかりしているのですが、当時は人手不足だったために、育児休暇を取得するような雰囲気ではありませんでした」という風に、たとえそれが事実であったとしても、言わない方がいいです。ただの出る杭になってしまいます。
そうなってしまったら「確かに言っていることは正しいけど、なぜかあの人の話を聞こうとは思わないんだよな」というような立ち位置になってしまいますので、十分に注意してください。